どうしても好きなあの人をふりむかせたい。
でも男性っていったい女性のどこが好きなんだろう・・・?
男性が好きになっていくのを決定づけているのは何だと思いますか?
'
(本記事は男性・女性ともに使えます。)
料理が上手で気遣いができる女性・・・?」
女性は料理で男の胃袋をつかめといいいますもんね。
ですが残念ながら違います。
カップル間の愛情が深ければよさそうに思えます。
ですが、科学的な研究によると愛情よりも友情や尊敬レベルが二人の関係の進展に関わっているということです。
今回、参考にしたのは『恋愛の科学』実務教育出版、越智啓太著です。
記事を読む前に、心理学で恋愛を解決したいと言う人におすすめなのが恋ラボです。
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恋愛が進展しない理由を解説します
好意的な感情は「愛情」「友情」「尊敬」の3種類
恋愛が進展しないと嘆く前に、大前提として好意とはなんでしょうか。
実は、人として好きだな・好ましいなと思う好意には以下のようなものがあります。
- 愛情(愛情の種類は6種類)
- 尊敬
- 友情
恋愛が進展しないときの対処法を解説
一緒にいて心地よい関係を目指す
交際しているカップルの交際満足度が高ければ、そのカップルは次の段階にいきます。
これは、当然のことだと感じるのではないでしょうか。
反対にカップルの満足度が低ければ「あ、次はないな」となり、恋は進展しません。
結論からいいますと、カップル間の進展を決定づけているのは、「愛情」ではなくて「友情」です。
- 一緒にいるとリラックスできる
- 一緒にいると落ち着く
- 一緒にいると楽しい
- 一緒にいると自分が自分でいられる
(参考文献:恋愛の科学、実務教育出版、越智啓太著)
この状態が恋愛を進展させるのにカップルの間に必要なのです。
愛情よりも友情が恋愛関係を進展させる
「えっ?ときめきやドキドキ感とは反対だよ?
「リラックスして素が出せる・落ち着く?」ってマンネリじゃなくて?」
恋愛の進展になんと直接の愛情の強さは関係ないのだそうです。
よく考えてみてください。
どんなに愛情をお互いに強く持っていて「愛しい・大好きだ」と思っていたとしても、2人の雰囲気が「いい感じ」にならなければ、うまくいかないと思いませんか?
これをすれ違いといいます。
それが「素が出せて楽しくてリラックスできて落ち着く」という感情、つまり友情なのです。
恋愛を進展させる要素はカップルの交際満足度
繰り返しますが、いくらお互いに愛情を強くもっていても、すれ違って2人の雰囲気がぎすぎすしてしまったりしたら、恋愛は終わってしまうこともあります。
愛情の強さよりも、どれだけ楽しく居心地のいい関係でいられるか?
それが、カップルの交際満足度に直結しているのです。
(恋愛の科学、P33表1-05より交際満足度と恋愛関係尺度との相関 (n=600人)より引用)
図をみると友情は高い相関係数を示しています。
(0.3=弱めの相関関係~0.7かなり強い相関)
友情はどこからきているのか?
さて、その友情はどこからやってくるのでしょうか?
結論からいいますと、愛情が友情を促進させるのだそうです。
人は、出会って友人としてスタートしてから結婚に至るまでには12ステップあるといいます。
ですが、ここで大事なのは「愛情がさほどなくても2人の間で楽しい雰囲気を共有できれば関係満足度があがる」ということなのです。
交際満足度を直接規定しているのは「友情」ということがわかったのです。つまり、交際満足度は、「愛しているか」どうかよりも「一緒にいて楽しいか」「一緒にいると落ち着く」といった要素が決定しているわけです。(恋愛の科学、P35より引用)
2人の間に愛があるのか?よりも「実際に楽しく過ごせることのほうが大事」なんですね。
恋愛を進展させるには友達として友情を育めばいいのか?
①まずは居心地の良い異性を目指そう
一応、断っておきますが、ここからは、本に書いてあることではありません。
(筆者が参考にしているのは、意見の根拠となるものの引用ですので)
本に書いてある研究結果をみますと「友情」がとても重要であることがわかりました。
結婚を決めたきっかけに「相手といると落ち着く」「素が出せるから」という理由を答えているのを見たことがありませんか?
それはそれで結婚までいける場合あると思います。
ですが、、これですと「友情という居心地の良さ」を感じているだけなのにそれを「愛情」と混同してしまうこともあります。
これは男性のほうが友情と愛情はごっちゃにしやすいです。
ですから、男性に対しての戦略的恋愛アプローチとしては、親友を目指すのはありです。
あなたの付き合いたい人が女性だとしますと、女性は最初から「友達」と「恋人」ははっきり区別していることのほうが多いです。
いずれにせよ、友情だけでも相手が錯覚すれば友情の段階でも結婚まで至ることは多いにあり得ます。
でもそれだと「楽しく過ごせるパートナーがいい!」など、恋愛感情なしでの「友情のみ」なので、やはり恋愛感情としては芽生えていませんので、はっきり友情から恋愛に移行したほうがいいですね。
②友達の「雰囲気」を壊す過程が必要
居心地のいいなんでも話せるような友達のような関係を異性の間で育めたあなた。
次にあなたがすることはその「友情」を維持しながら「恋愛感情」に変えるというフェーズです。
これには、順応とよばれる「慣れ親しんだ二人の関係」をいったん壊すということが必要になってきます。
その関係を進展させるには、急速に二人の関係性が変わるような出来事が必要です。
元々、友情がベースにある場合はお互いにわかりあえてることも多いわけですが、見せたことのない一面をみせたり驚いてしまうようなこと、イメージとは真逆の面などを見せて「あなたを再認識」してもらうのです。
例えば以下のようなことです。
- いつも笑ってふざけていた男性の真剣な頼りがいのある一面を見つけた
- あまり動じない彼女(友達)がオレの前でだけ泣いて相談してきた
- 話がひと段落した瞬間にちらっとみた素肌が華奢さに女性を感じた
しかし、これだけだと、「友達関係のような彼女・彼のギャップにどきっとした」だけで終わってしまうのです。
これを、今までのイメージで真逆の距離感とキャラで一気に変えてください。
特に何か新しいことをはじめたり、内面も含めての成長がわかるようなものがいいですね。
戦略的自己呈示というのですが、戦略的に今までの友情関係では見せていないような自分を見せましょう。
戦略的じゃなくても、よくあるのがドラマなどで偶発的につまり偶然に二人の関係が「変わるようなきっかけ」が自然に起きてだんだんと友情から恋愛感情が芽生えるという展開ですね。
それはなかなか起きないので、(面白いことを常日頃しているような人は別ですけど)起こしていく必要があります。
イメージ戦略を実践するのは「長期休み」明けが効果的です
友情が居心地のよさをあげ、2人のあいだの関係満足度をあげるとお話しました。
それだけですと「居心地のよい異性」で終わります。
そこから「イメージ転換」をはかって異性としての魅力をギャップで出して「距離感」を変えましょう、と書きました。
ですが、それをするには少しのあいだ「固定された二人の距離感とイメージ」をそのまま放っておく必要があります。
例えば、このようなことはありませんか。
- 夏休み明けに、クラスメイトが突然大変身していて驚いた
- 同窓会であった異性の友人がとても魅力的になっていてどきっとした
- 遠距離恋愛で久しぶりにあえた恋人なのに「なんか違う」と感じて自然消滅した
これらは、自分が無意識に抱いている「相手へのイメージの距離感と二人の関係性」が違っていたからこそ起きているのです。
この主観的な相手へのイメージが現実と同じだと人は「安心する」んです。
よくも悪くも安心します、相手が自分の知っているいつも通りの「あの子・あの人」だからですよね。
そうじゃなくて「恋愛感情」を作り出すには偶然でも作為的にでもなんでもいいのですが、「緊張とドキドキ(不安・緊張)」が不可欠なのです。
恋愛感情で胸がどきどきしているときの脳は、「恐怖や不安を感じてドキドキしているとき」の脳と全く同じです。
つまり、落ち着く関係もいいのですがそれにプラスして、「緊張感とドキドキ」を二人の間に急速に作らなければならないのですね。
それにはやはり二人の間に「変化」が大切です。
何も「怖い体験」だけが「緊張とどきどき(不安)」をつくりだすわけじゃないのです。
吊り橋効果はあまりにも有名ですが、原因帰属の誤りなわけで「魅力的で気になっていない異性」でなければ何の意味もありません。
友情ベース+「好奇心・変化」です。
2人の「友達だよね」という関係が壊れるよな急接近する「わくわく好奇心を刺激される変化」を作り出しましょう。
ドラマではそれが周りから勝手に起きる「ハプニング」だったりします。
学園祭で2人で協力して「恋人役を演じなきゃいけないくじ引きに当たった」とかね。(苦笑)
でもなかなか起きないので「関係が変化するようなイメージチェンジ」を積極的にしてきましょう。
- 長期休みや会えない期間は順応を壊すチャンス
- 恋愛感情のドキドキを意図的に作る
- ギャップなどで意図的に戦略的自己呈示をする
ここまで心理学ベースで話をしてきました。
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まとめ
友情がこんなにも恋愛に関係しているとは思っていませんでした。
特に男性は友情がわりと愛情に変わりやすいのでチャンスだと思います。
基本的に女性の恋愛感情は「自分よりも格上」というところに魅力を感じます。
自分よりもレベルが低いものを魅力的だとは感じませんので。
あなたが自己肯定感が低い女性である場合は、自己肯定感をあげるところからスタートしましょう。
なぜならば、自己肯定感が低い状態(失恋・フラれた直後も含まれる)の女性では、「周りの男性が自分よりも上」に見えてしまい魅力的に思えてきます。
男性の場合は「自分よりも格上」の女性に異性の魅力を感じる男性はあまりいません。
ところが、「女性として男性とは違った部分で格上だ」と思わせるといいのです。
つまり同じ仕事などで格上を見せつけても敬遠されますので、「気遣い」「優しさ」「自分(男)をいつも応援してくれる」などなど、男性からみて「すごいな・できるな」と思われる尊敬されるような女性の魅力を出していきましょう。
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