モテる女の「さしすせそ」という言葉は「ほめ言葉のテクニック」として、世の中の女性に知られています。
しかし、万人に広く知れ渡るということは、男性にもバレる・知っている人が増えるということ。
男性にばれるということは、モテるために計算されてやっているということがバレるということです。
例えば、「合コンでサラダを取り分ける女性」というのが流行りました。
しかし、あまりにも「モテるテクニック」として広まりすぎてしまったために、あざとい・腹黒いというイメージがついてしまったのです。
それと同じで、「モテるさしすせそ」も、中身がないまま使ってしまうと「心から褒めてくれている」と男性に思われなくなってしまいます。
つまり、「モテる女のさしすせそ」を使うためには、ちょっとしたコツがあるということです。
この記事では、モテる女のさしすせその効果的な使い方たコツを踏まえて紹介していきます。
参考書籍は、脳科学者・溺愛コンサルタントの瀬里沢マリさんの「ほめ言葉の魔法」です。
男性は上手に褒めることで、女性への態度がガラっと変わる生き物です。
婚活や合コンなど、初対面で好印象を与える会話術を身に着けることで上手に異性とコミュニケーションをとれるようになります。
ほめ言葉は「男性のガソリン」です
本によると、男性は「誰でも溺愛する本能を持っている」といいます。
なぜならば男性は、愛する女性を幸せにしたい・愛する女性の笑顔が見たいと思う生き物だからです。
例えば、付き合いたての頃は、あなたを喜ばせるために、どんどん色々な嬉しい言葉をかけてくれたり、プレゼントを買ってくれたりしたと思います。
このような行動が、本来の「男性の本能」なのですね。
しかし、お付き合いも長くなると、釣った魚に餌をやらない状態になりがちです。
「どうしてだろう?」「あんなに優しかったのにもう好きじゃないんだ」「これだから男ってやつは・・・」
こう思ってしまうこともありますよね。
実は、これは餌をやらなくなったのは男性ではなく、あなたが餌を撒かなくなったのが原因なのです。
どんなに素晴らしい性能の車でも、ガソリンがなければ走りません。
そして、「ほめ言葉」こそがそのガソリンになります。
そのガソリン(ほめ言葉)を定期的に男性に入れてあげることによって、車は面白いくらいに、あなたを乗せてお望みの場所まで連れて行ってくれるようになるのですね。
あなたが、上手に「さしすぜそ」での褒め方のコツを知って実践することによって、「女性を幸せにしたい」という男性の本能が引き出されます。
すると、付き合う前の、自動的に溺愛されモードが蘇る・復活するということになります。
モテる女性というのは、この溺愛される男性の本能を上手に使いこなせているということになるんですね。
【モテる女のさしすせそ】って?
(画像はほめ言葉の魔法の本です)
モテる女性のさしすせそとは、「さしすせそ」にならって、男性を褒めるための言葉です。
- さ (さすが)
- し (知らなかった)
- す (すごい)
- せ (センスいい)
- そ (そうなんですね)
このように、男性が喜ぶ言葉を覚えやすいさしすせそで言い換えているんですね。
男性は、女性から立てられたりすることで、自分の有能感を満たすことができるのです。
褒める目的は、「オレのことわかってくれてる」と思ってもらうことです。
詳しく解説していきます。
モテる女のさしすせそ「さ」
モテる女の「さ」は、「さすが」という意味になります。。
本によると「さすが」を言い換えてみるとバリエーションが広がるといいます。
- 頼りになる
- 行動力がある
- やっぱり○○さんは違う
「さすが」という言葉は、期待通りであることに関心したり、改めて「認識するとき」に使う言葉です。
例えば何か、役にたつことをしてくれた時に「さすがです!」だけではなく、「今日は本当にありがとうございました。〇〇さんが居てくれて本当に頼りになります」といってみたりしましょう。
人としての信頼感も表すことができるので、男性側も「さすがです!」よりも「俺って信頼されているんだな」と好印象を感じてもらえます。
さらに、「さすが」は「行動力がありますね」と言い換えることも可能です。
これは、大きな成果を上げた男性などに使うといいでしょう。
「さすがです」だけだと、結果だけを褒めているのですが、「行動力があるんですね」と褒められた場合、「それを成し遂げるためにした自分の行動」という経過まで、認めてもらった気がして嬉しいものだからです。
次は「やっぱり○○さんは違う」です。
これこそ、「さすがです」の本質を突いた意味の言葉であるといえます。
なぜならば「さすが」という言葉は、自分の期待通りのことを成し遂げた人物に対して「改めて認識する」という意味あいもあるからです。
だから、「やっぱり○○さんが違いますね」(=さすがです!)と言われるということは、「(能力の高さは前提として)あなたは他の男性と一線を画しますね」という意味あいを伝えることができるのです。
これは、プライドを大切にする男性にとってこの上ないほめ言葉になります。
これによって「この女性は、オレが他の男性とは違うってことをわかってくれている」と思わせることができます。
モテる女のさしすせそ「し」
知らなかったに代表されるように、男性は本来「自分が優位に立っている」という感覚が好きなもの。
この言葉を言い換えると次のようなものがあると本には書かれています。
- 教えてもらえてよかった
- 勉強になります
- 詳しいんですね
教えてもらえてよかったの使い方は、文字通り、男性に何かを教えてもらったときに使うほめ言葉です。
ポイント
これを使うコツは「具体的な行動」とセットで使うことです。
例えば「教えてもらった本、さっそく予約購入しました」のように、あなた自身の行動に変化を与えた・影響を与えたという気持ちを男性に伝えるといいですね。
それによって「役に立てたオレ」「彼女の行動に影響力を与えてる」と有能性を実感することができるからです。
「勉強になります」は、教えるのが好きな男性に使うと効果的です。
「知らなかった」だけだと、その後の展開につながりにくいのですが、「勉強になります」ということで、学ぶ姿勢があることをアピールできます。
それによってあなた自身の評価も高まり、男性も「教えてあげたい」と思ってもらえます。
知らなかったという言葉は知らないときならいいのですが、「知っている」場合、ムリをして使う言葉になってしまいます。
なので、それを言い換えて「詳しいんですね」というほうが、相手のすごさを認めていることになるのでおすすめです。
モテる女のさしすそ「す」
モテる女のさしすせその「す」は、「すごい」です。
男性は、生物学的に「競争で勝ち抜いて一番になること」が本能的にインプットされています。
そのため、他の人と比べての「すごい」は最大のほめ言葉になります。
それの別の言葉にするとどんなものがあるでしょうか。
- タフだね
- 期待されている
- ○○の天才♡
本によると「す」は上記で言い換えると効果的なのだそう。
「タフだね」は、男性が大変さをアピールしているときに使うといいでしょう。
ついつい、女性は男性が大変そうなときに「大変だね」と共感したり苦労をねぎらってしまいがちです。
しかし、あまり男性としては嬉しくないものなのです。
それよりも「タフだね」「そんなに仕事を受けてるなんて期待されているんだね!」などと褒めた方がいいです。
それによって「オレの頑張りをわかってくれている」となるからです。
さらに、相手の能力を具体的に褒めたうえで「〇〇の天才だね」などのようにちょっと冗談っぽく褒めてあげるのも効果的だといいます。
ピグマリオン効果によって、男性はその能力を発揮しやすくなります。
ピグマリオン効果とは、他者からの期待を受けることでその期待に沿った成果を出すことができるという心理効果です。
これができれば、あなたは彼の長所を見つけて伸ばせる「あげまん」になることもできますので、おすすめです。
モテる女のさしすせそ「せ」
モテる女のさしすせそ「せ」は、「センスいい」です。
これは本によると以下のように言い換えることができます。
- ○○なところがカッコいい
- 一味違う
- 似合っている
男性には、人それぞれの「こだわり」があったりすることが多いです。
そこを理解したうえで「かっこいい」と褒めることで「俺のセンスをわかってくれたんだ」と思ってくれるので、具体的に「〇〇なところがカッコいいね」と褒めるのは効果的です。
相手が具体的にこだわりを持っている部分がわからない場合は「一味違うね」と褒めることで、相手の「個性やこだわり」を尊重して認めていることを伝えることができます。
さらには「似合っているね」というといいと思います。
これは、中田敦彦さんの「人に好かれる云い方」の動画だったと思うのですが(中谷さんの本です)
「似合ってますね」「いいね」は「その服好き♡」に言い換えるとさらに効果的なんだそうです。
モテる女のさしすせそ「そ」
モテる女のさしすせその「そ」は「そうなんですね」になります。
たぶんですが、これは「同意」という意味あいで使っていると思われます。
私自身は、これってあまり効果的ではない気がしますが・・・
世間でいわれる「公式のさしすせそ」は「そうなんですね」です(苦笑)
- 尊敬します
- ○○さんらしいですね
- だから○○ですね
これを言い換えると、上のようになります。
相手の行動や考え方を、とても敬意をあるものとして認める言葉が「尊敬しています」になります。
適当に尊敬する~と言っていると、軽い女(本当にオレのことわかってるの?だと思われるので「どこが尊敬するのか?」を具体的に指摘してから使いましょう。
相手のよい行動を「あなたらしい」と認めることは、相手の人柄を認めることになるので、これも効果的なほめ言葉です。
例えば「そうやって部下の話もきちんと聞いたうえで優しくアドバイスできるの〇〇さんらしいですね」なとです。
それによって「部下にも優しい〇〇さん」というイメージを持っていることが伝わります。
だから「〇〇ですね」は、相手の行動や考えかを要約して使う言葉です。
ちょっと難易度が高いのですが、例えば「〇〇できるなんて、だから後輩から慕われているんですね」などのように使います。
これの亜種としては「あなたが出世する理由がわかった!!」などもあります。
(これは私の持論ですが)
ハイスぺ男性にしてはいけない褒め方って?
褒める言葉は、どんな男性にも効果的です。
しかし、一流企業や高学歴といったいわゆる「ハイスぺ男性」を褒めるときには注意が必要です。
ハイスぺ男性を褒めるときに使ってはいけない言葉、それは「自虐的になること」です。
女性は、女性同士で褒めるときに無意識に「自分下げ」をしてしまう人が多いのだそうです。
- 〇〇ちゃんの髪型可愛い!!でも私なんてくせっ毛だから・・・
- スタイルいいね!!その服に合ってる!!私なんてデブだからさ・・・
このように、相手をあげたあとに、なぜか「自分ができないこと」をくっつけて謙遜してしまう感じです。
しかし、これをされた方はというと「いやいや。そんなことないよ」とフォローしなくてはいけないんですね。
これでは「相手を褒めている」というよりは、相手に余計な気を使わせているだけなのだそう。
ですから、自虐をせずに、ストレートに褒めましょう。
まとめ
人は誰でも褒められると嬉しいものです。
それは女性でも男性でも同じです。
しかし、性別は違えど共通しているのは「わかってもらいたい」という気持ちがあるということです。
「自分のことを大してわかってないのに表面だけ褒めて喜ぶ」のは、自己肯定感が低くて認められてない人が多い傾向にあります。
ですから、しっかりと自立した大人を褒めるときは「さすがです・知らなかった~・すごい!センスいい・そうですね」だけでは物足りないんです。
ぜひ、相手へのオーダーメイドの褒め方を研究してみください。